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現代社会主義を考える ロシア革命から21世紀へ 岩波新書4

渓内謙【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1988/01/20
JAN 9784004300045

現代社会主義を考える

¥385

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2019/05/24

1930年代のスターリン政権下のソヴィエト連邦を中心に、マルクス主義がナショナリズムや国家とどのように結びつくことになったのかを明らかにするとともに、本書刊行時に推し進められつつあったゴルバチョフによるペレストロイカが取り組むべき課題について考察している本です。 共産主義の理念...

1930年代のスターリン政権下のソヴィエト連邦を中心に、マルクス主義がナショナリズムや国家とどのように結びつくことになったのかを明らかにするとともに、本書刊行時に推し進められつつあったゴルバチョフによるペレストロイカが取り組むべき課題について考察している本です。 共産主義の理念に対する苦い挫折を経験したF・ボルケナウの「クレムリン学」は、ソヴィエトの体制をむき出しの権力闘争としてえがきました。本書はこうした立場から距離を置き、「思想」としてのマルクス主義へ立ち返ろうとする古典主義にも一定の積極的な意義を認めつつも、現実のなかでマルクス主義がナショナリズムや国家に取り込まれてしまった事実を重視し、そのプロセスをていねいに解き明かすことを試みています。 ソヴィエトを中心とする社会主義のたどった歴史を考えるうえで有益な考察が随所に示されており、興味深く読みました。

Posted by ブクログ

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