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音楽(1)
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音楽(1)
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『朝日新聞』に連載された「音楽展望」および「音楽会批評」を収録しています。 著者は、若いころに小林秀雄の『モオツァルト』に感銘を受けたことを、どこかで述べていました。また、ある音楽学者が小林の『モオツァルト』について、「文章がうまいというのは得なもんだね」と語るのを聞いて、憤り...
『朝日新聞』に連載された「音楽展望」および「音楽会批評」を収録しています。 著者は、若いころに小林秀雄の『モオツァルト』に感銘を受けたことを、どこかで述べていました。また、ある音楽学者が小林の『モオツァルト』について、「文章がうまいというのは得なもんだね」と語るのを聞いて、憤りを感じたことがあるという回想をつづっていました。文章がうまいという点は、著者にもあてはまることですが、小林とはちがい、明快なことばで音楽について語られていることが本書の特徴です。著者は本書のなかで、「批評のほうが、その対象よりわかりやすいと考えるのは、真実に反する」と述べています。 時評的な性格の文章が中心なので、現在では批評の対象となっている音楽や当時の状況がわからないこともしばしばあるのですが、音楽の芸術的性格をことばによって表現しようとする著者自身の試みそのものに目をみはらされるところが多く、興味深く読みました。
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吉田秀和さんが亡くなった. 私が彼の評論と出会うきっかけとなったのは,朝日新聞連載の「音楽展望」だった.大学生の頃だったと思う.この本はその連載の初期のものを集めた本.音楽を核として美術,社会など縦横無尽に語るこの「音楽批評」は他の誰にも書けないものだろう.
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(1996.03.22読了)(1986.02.15購入) 吉田さんが朝日新聞に掲載した「音楽展望」と「音楽評」をまとめたものです。 1969年から1973年までの分が収録されています。
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